
【2025年11月】ChatGPTは何が変わった?日本ユーザー向けアップデートまとめ
アプリのアップデート通知が来ても、「で、何が変わったの?」と思うことって多いですよね。
この記事では、2025年11月に行われたChatGPTの主なアップデートのうち、日本のユーザーにも関係があるポイントを中心にまとめます。
難しい技術用語はできるだけ避けて、「結局なにが便利になったのか」が伝わることを重視しています。
※内容はOpenAI公式のリリースノート(ChatGPT — Release Notes ほか)をもとにしています。
目次
- 回答に「画像」が自動で入るようになった
- グループチャット機能が日本でも使えるようになりつつある
- GPT-5.1シリーズが強化され、用途に合わせて選びやすく
- 話し方・カスタム設定がすぐ反映されるようになった
- 長い処理の途中でも条件変更しやすくなった
- 海外で始まった新機能(日本は対象外)
1. 回答に「画像」が自動で入るようになった
まず分かりやすい変化が、回答の中に画像が増えたことです。
これまでは文字だけの説明が中心でしたが、11月のアップデート以降は、
- 有名人・キャラクターの説明
- 観光地や建物、国・地域の紹介
- 有名な製品・サービスの解説
といった場面で、関連する画像が回答の中に自動で挿入されることがあります。
たとえば、
- 「この人ってどんな見た目?」→ 顔写真が一緒に表示される
- 「この場所の雰囲気が知りたい」→ 風景写真とセットで説明される
といったイメージで、パッと見で理解しやすくなったのがポイントです。
Web版だけでなく、スマホアプリ(iOS/Android)でも順次反映されています。
2. グループチャット機能が日本でも使えるようになりつつある
次に大きいのが、グループチャット機能です。
これは、
- 複数のユーザー(友だち・家族・同僚など)
- + ChatGPT
が、同じチャットルームの中で会話できる機能です。
使い方のイメージとしては、
- 家族+ChatGPTで旅行のプランを相談する
- 友だち+ChatGPTでイベントのアイデアを出し合う
- チーム+ChatGPTで企画のたたき台を作る
といった感じで、「人同士のグループLINE」にAIが1人入ってくるイメージです。
この機能は、日本・ニュージーランド・韓国・台湾などで先行テストされ、その後グローバルにも広がりつつあります。
アカウントやプラン、アプリのバージョンによって表示されるタイミングが少し違うので、対応している人から順番に使えるようになっている状況です。
3. GPT-5.1シリーズが強化され、用途に合わせて選びやすく
ChatGPTの「中身の頭脳」にあたるAIモデルも、11月に大きくアップデートされました。
特に、
- GPT-5.1 Instant:スピード重視でサクサク答えてくれるモード
- GPT-5.1 Thinking:時間をかけてじっくり考え、丁寧に答えるモード
- GPT-5.1 Pro:ビジネス・分析・長文作成に強い上位モデル(有料向け)
といった形で整理され、「とにかく早く答えがほしいのか」「精度や深さを優先したいのか」を好みで選びやすくなっています。
たとえば、
- ちょっとした質問や翻訳 → Instant
- 企画書のたたき台・物語のプロット作成 → Thinking
- 仕事で使う資料や分析 → Pro
のように使い分けると、今までよりも快適に使えるはずです。
4. 話し方・カスタム設定がすぐ反映されるようになった
ChatGPTには「カスタム指示」や「パーソナリティ」の設定があり、
- 敬語で話してほしい
- 専門用語をかみ砕いて説明してほしい
- ブログ用に見出し付きで返してほしい
といった「自分好みのスタイル」を指定できます。
11月のアップデート以降は、設定を変えた瞬間から、進行中のチャットも含めてすべての会話に反映されるようになりました。
以前は、
- 設定を変えても「新しく作ったチャット」からしか適用されない
という仕様だったため、会話を途中で区切る必要がありましたが、今はその手間がなくなっています。
5. 長い処理の途中でも条件変更しやすくなった
もうひとつ便利になったのが、長めの処理をしている途中で条件を追加しやすくなったことです。
たとえば、
- 「このテーマでブログの構成を考えて」
- 「この表をもとに分析レポートを書いて」
とお願いしたあとに、
- 「やっぱり日本向けの内容に絞って」
- 「文字数は2000字以内にして」
と途中で条件を思いつくことがあります。
アップデート後は、こうした途中からの条件変更や追加がしやすくなり、
最初からやり直さなくても済むケースが増えました。
長文のライティングや調査系のタスクで、特にありがたい改善です。
6. 海外で始まった新機能(日本は対象外)
11月には、今のところ日本からは使えない機能もいくつか発表されています。概要だけ触れておきます。
米国:ChatGPT内でそのまま買い物できる機能
米国では、Shopifyと連携して、ChatGPTの画面から直接商品を購入できる仕組みがテストされています。
チャットの中で商品を提案してもらい、そのまま決済まで進めるイメージです。
インド:ChatGPT Goが12ヶ月無料になるキャンペーン
インドでは、有料プランの一部(ChatGPT Go)を12ヶ月無料で利用できるプロモーションが行われています。
こちらも地域限定のため、日本からは利用できません。
まとめ:日本ユーザーが押さえておけば十分なポイント
2025年11月のアップデートを、日本のユーザー目線でざっくりまとめると、次の3つです。
- 回答に画像が入るようになり、説明がかなり分かりやすくなった
- グループチャット機能が日本でも順次使えるようになってきた
- GPT-5.1シリーズやカスタム設定まわりが強化され、「速さ」「丁寧さ」「自分好みの話し方」を選びやすくなった
「最近、ChatGPTが前より使いやすい」「説明がちょっと親切になった気がする」と感じていたら、
それは11月のアップデートの効果かもしれません。
今後も大きな変更があれば、また日本ユーザー向けに分かりやすく整理していきます。






































