
ChatGPTで画像を作成するとき、指示通りにいかないことありますよね?
僕もブログのキャッチアップ画像を作成するときに、なかなかイメージ通りにいかず、何度も試行錯誤しています。
以前、〇〇風の画風でキャラクターを作成する記事を書きましたが、ChatGPT-5になってからは背景がおなじようなものばかり生成されてしまうことが増えました。
そこで今回は、ChatGPTにテンプレを作らせて → 背景・キャラ・文字を分けてコピペ可能にまとめ → 画面左下の「画像を作成」から実行する流れを、実例つきで解説します。
参考:【ChatGPT】画像生成の画風・スタイルまとめ
目次
- なぜ指示通りにならないのか?(背景とキャラは分ける)
- 「画像を作成」から始めるメリット
- 実際に試した例(和モダン/海辺/星空)
- テンプレは便利だが、そのままでは自由度が落ちる
- 実践フロー(毎回5分で調整)
- 毎回「自分がしたいこと」を自然に指示する
- まとめ:背景とキャラは別々に書く
- コピペ用テンプレ集(背景10/キャラ3/文字2)
なぜ指示通りにならないのか?(背景とキャラは分ける)
ChatGPTで画像を作るときにありがちな失敗は、背景とキャラを同じ段落で一緒に書いてしまうことです。
この場合、キャラクターが背景のスタイルに引っ張られて、服装・表情・質感などがコントロールしづらくなります。
背景・キャラ・文字の3つを別段落に分けるだけで、狙いどおりの出力に近づきやすくなります。
「画像を作成」から始めるメリット
通常のチャットに続けてプロンプトを書くと、直前の会話文脈が影響し、余計な解釈が入ることがあります。
一方で、画面左下の「画像を作成する」から始めると、会話履歴の影響が少なく、比率(16:9)や文字配置などの指定も通りやすくなります。
アイキャッチやサムネ制作では特に効果大です。


実際に試した例(プロンプトはそのままコピペOK)
和モダンの部屋

畳と障子に未来的な照明を融合させた和モダン背景。キャラはセル画風に指定。
アニメOVA風のきれいなイラスト。
畳と障子に未来的な照明が融合した和モダンの部屋。
水色とターコイズの光をアクセントに、明るく爽やか。
横長(16:9 horizontal)、温かみのある雰囲気。
キャラクターは1980〜90年代のセル画アニメ風で描かれた若い女性。
大きな瞳とレトロな雰囲気でフレンドリーな表情。
左側に日本語のタイトル文字「GPT-5 拡張機能」。
海辺の風景

透き通る海と砂浜。キャラはSD風で親しみやすさを演出。
アニメOVA風のきれいなイラスト。
透き通る海と砂浜、白い光を浴びた海辺の背景。
水色・シアンを基調に、透明感と開放感を演出。
横長(16:9 horizontal)、明るく爽やか。
キャラクターは可愛らしいSD風(デフォルメアニメ風)の若い女性。
フレンドリーな表情で、背景の雰囲気と対比させる。
左側に日本語のタイトル文字「GPT-5 拡張機能」。
星空の草原

流星の降る草原。キャラはリアル寄りに指定し、幻想的な雰囲気に。
アニメOVA風のきれいなイラスト。
夜空に広がる星と流星、草原が広がる幻想的な風景。
ターコイズの光をアクセントに、暗さを避けつつ幻想的に。
横長(16:9 horizontal)、ロマンチックで明るい雰囲気。
キャラクターはリアル寄りの若い女性。
ナチュラルな服装で、フレンドリーな表情。
左側に日本語のタイトル文字「【GPT-5対応】画像生成がうまくいかない?」。
テンプレは便利だが、そのままでは自由度が落ちる
プロンプトのテンプレは便利ですが、同じテンプレのコピペ連打だと背景が似通い、キャラも引っ張られがちです。
おすすめは、ベース構成は保ちつつ毎回1〜2行だけ差し替える方法。舞台や光源・色味・時間帯を一言変えるだけで、出力の個性がぐっと出ます。
実践フロー(毎回5分で調整)
- 背景を先に決める: 舞台名詞+1ディテール(例「未来研究所+透明スクリーン」「海辺+波の反射」)。
- キャラのスタイルを明記: SD風/セル画風/リアル寄りなど。背景と別段落にする。
- 文字の位置と可読性: 「左側にタイトル」「余白を確保」「薄い縁取り」などを1行で。
- 色と比率: 許容色+禁止色(例「水色・シアン・ターコイズ基調、暗い紺色は使わない」)と
16:9 horizontal。
- 出力を見て1行追記: 不足条件だけ1行足して再生成(長文化しない)。
実際にChatGPTへ指示する例(そのまま使える)
- 背景:「アニメOVA風のきれいなイラスト。未来的な研究所の背景。水色・シアンを基調に、横長16:9で。」
- キャラクター:「キャラクターはSD風の若い女性。フレンドリーな表情。」
- 文字:「左側に日本語のタイトル文字『GPT-5 拡張機能』を配置。白文字で縁取りして読みやすく。」
ChatGPTにテンプレを作らせる(まずはこれを頼む)
最初にChatGPTへこう依頼すると、背景・キャラ・文字の分離テンプレを一気に用意できます。
背景テンプレを10個、キャラテンプレを3個、文字テンプレを2個作ってください。
すべて「アニメOVA風のきれいなイラスト」をベースにしてください。
背景・キャラ・文字は別々に分けて、それぞれに番号を振ってください。
出力は純テキストで、改行込みでそのまま「画像を作成」に貼れる形にしてください。
HTMLや説明文は不要です。
テンプレを作ったら、背景→キャラ→文字を選んで1つにまとめ、画面左下の「画像を作成」に貼り付けて生成します。
毎回「自分がしたいこと」を自然に指示する
コピペ用テンプレは時短に最適ですが、最後は自分の言葉でイメージを足しましょう。以下のように「今回の意図」を短く加えます。
- 背景の意図:「夏祭りの夜をイメージ」→ 「提灯が並ぶ屋台の背景、光源は提灯」
- キャラの意図:「仕事感より親しみやすさ」→ 「笑顔でやわらかい姿勢、やさしい配色」
- 文字の意図:「スマホでも可読」→ 「白文字+薄い縁取り、左右に余白」
まとめ:背景とキャラは別々に書く
背景・キャラ・文字を分けるだけで再現性が上がり、「画像を作成」から始めると会話文脈の影響を避けられます。
テンプレは“枠”。毎回1〜2行の差し替えで、自由度と安定性を両立しましょう。
コピペ用テンプレ集(背景・キャラ・文字を分離)
必要なパーツだけをコピーして組み合わせてください。すべてボタンでコピーできます。
背景テンプレ(10個)
アニメOVA風のきれいなイラスト。
透き通る海と白い砂浜、波の反射と空のグラデーション。
水色・シアン基調、透明感を重視、暗い紺色は使わない。
横長(16:9 horizontal)、明るく爽やか。
アニメOVA風のきれいなイラスト。
畳と障子に未来的な照明が融合した和モダンの部屋。
水色とターコイズの光をアクセントに、温かみのある雰囲気。
横長(16:9 horizontal)、明るく爽やか。
アニメOVA風のきれいなイラスト。
夜空に広がる星と流星、草原が広がる幻想的な風景。
ターコイズの光をアクセントに、暗くなりすぎず幻想的。
横長(16:9 horizontal)、ロマンチックな雰囲気。
アニメOVA風のきれいなイラスト。
雲海の上に浮かぶ未来的な空中都市のスカイデッキ。
水色・シアン・ターコイズを基調に透明感と輝きを強調。
横長(16:9 horizontal)、明るく開放的。
アニメOVA風のきれいなイラスト。
ホログラム機器や透明なスクリーンが並ぶ未来的な研究所。
水色・ターコイズを基調にした清潔感のある雰囲気。
横長(16:9 horizontal)、スタイリッシュ。
アニメOVA風のきれいなイラスト。
光る本棚とホログラム端末が並ぶ未来的な図書館。
水色・シアンを基調に、知的で落ち着いた雰囲気。
横長(16:9 horizontal)、明るくモダン。
アニメOVA風のきれいなイラスト。
光る植物やホログラムの木がある未来的な庭園。
透明な小川が流れ、ターコイズの光がきらめく。
横長(16:9 horizontal)、幻想的で明るい雰囲気。
アニメOVA風のきれいなイラスト。
窓の外に宇宙空間、星や惑星、輝くネビュラが広がる背景。
水色とシアンを基調に、鮮やかで壮大。
横長(16:9 horizontal)、明るくスタイリッシュ。
アニメOVA風のきれいなイラスト。
広大な草原と遠くの山々、爽やかな風が吹き抜ける風景。
水色・ターコイズ基調で、清涼感を強調。
横長(16:9 horizontal)、自然で心地よい雰囲気。
アニメOVA風のきれいなイラスト。
青空と白い雲、背景には未来感のある街並み。
水色とターコイズを基調に、清潔感と明るさを演出。
横長(16:9 horizontal)、やさしい雰囲気。
キャラクターテンプレ(3個)
キャラクターは可愛らしいSD風(デフォルメアニメ風)の若い女性。
フレンドリーな表情で、親しみやすい雰囲気。
キャラクターは1980〜90年代のセル画アニメ風で描かれた若い女性。
大きな瞳とレトロな雰囲気を持たせ、フレンドリーな表情。
キャラクターはリアル寄りの描写で、若い女性。
ナチュラルな服装で、自然な笑顔を見せる。
※キャラクタースタイルの考え方は、こちらも参考に:
【ChatGPT】画像生成の画風・スタイルまとめ
文字テンプレ(2個)
左側に日本語のタイトル文字「GPT-5 拡張機能」。
白文字に薄い縁取りを加えて読みやすく。
タイトル文字「ChatGPTで画像生成」を画面下部に配置。
背景と重ならないように余白を広めに取り、フォントは明朝体風。