2025年5月下旬から、「政府備蓄米」の民間販売が本格的に始まり、スーパーやディスカウントストアを中心に順次展開されています。お手頃な価格で販売される一方、「古米」「古古米」などの表現が飛び交い、品質や銘柄についての誤解も広がっています。
本記事では、政府備蓄米の概要・販売価格・銘柄・購入方法・注意点までをわかりやすく整理し、正確な情報をもとに解説しています。
⚠ 最新・正確な情報は、農林水産省の公式ページおよび各販売元の公式サイトをご確認ください。
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政府備蓄米とは?
政府が食料安定供給のために保有・管理しているお米です。一定期間保管されたのち、計画的に売却され、市場に流通します。
保管と販売のサイクル
政府備蓄米は、主に1〜3年保管されたお米で、流通時には年度によって「古米」「古古米」「古古古米」といった分類で扱われます。
古米・古古米・古古古米の違い
分類 | 該当する産年 | 特徴 |
---|---|---|
新米 | 前年の秋に収穫された米(例:2024年秋収穫=令和6年産) | 販売開始〜翌年10月末まで「新米」と表示 |
古米 | 収穫から1年以上経過(例:令和5年産) | 保管状態が良ければ品質も良好 |
古古米 | 収穫から2年経過(例:令和4年産) | やや品質が落ちるが価格は安価 |
古古古米 | 収穫から3年以上(例:令和3年産) | 長期保管品。加工用などに利用されることも |
分類 | 産年 | 特徴 |
---|---|---|
古米 | 令和5年(2023年産) | 比較的新しい備蓄米 |
古古米 | 令和4年(2022年産) | 味と価格のバランス |
古古古米 | 令和3年(2021年産) | 最も価格が安い |
※政府備蓄米は収穫から1年以上経過してから流通するため、分類が一般流通米より1年ずれることがあります。
銘柄は?品質は大丈夫?
政府備蓄米にも有名ブランド米が多数含まれています。例えば:
ただし、店舗やロットによっては「無銘柄」や「複数産地ブレンド」の場合もあるため、購入前にパッケージ表示を確認するのが確実です。
→ 銘柄の詳細一覧表(2025年4月版)は、農林水産省公式PDFで確認可能です:
銘柄一覧PDF(2025年4月)
どこで買える?販売店舗と価格情報
📍 ドン・キホーテ(PPIHグループ)
- 販売開始日:2025年6月1日(首都圏一部店舗で先行販売)
- 販売価格:5kg 税込2,139円(税抜1,980円)
- 購入条件:majicaアプリ会員限定/週1回・1点まで
- 販売店舗:全国のドン・キホーテ・MEGAドンキ・アピタ・ピアゴなどで順次展開
- 公式情報:PPIH公式ニュースリリース
地方では順次販売開始とされており、2025年5月末時点では主に首都圏中心。地方都市(例:長野市など)では6月以降の入荷が予想されます。
その他の販売情報
イオンやアイリスオーヤマなども古米販売に関与している可能性がありますが、政府備蓄米の販売かどうかは公式に発表されていません(一般流通米との混同に注意)。
詐欺サイトに注意!
政府備蓄米をかたる詐欺販売サイトも確認されています。
農林水産省が注意喚起を行っていますので、公式情報をご確認ください。
まとめ
- 政府備蓄米は品質管理された国の備蓄米で、最大3年保管の古米が中心
- 銘柄は「コシヒカリ」など有名ブランドも含まれる
- 販売開始はドン・キホーテを中心に首都圏から。地方は順次開始予定
- 価格は5kgで税込2,000円前後(※ドンキの例)
- 詐欺サイトには十分注意
正確な情報は、農林水産省の政府備蓄米販売ページおよび各販売元の公式サイトをご確認ください。
この記事は、2025年5月31日時点の情報をもとに作成されています。
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