パソコンを使っていて、「このファイル、コピーしておきたいな」「フォルダの中に何があるか確認したい」と思うこと、ありますよね?
でも、**コマンドプロンプト(黒い画面)**って「なんか難しそう…」と避けていませんか?
実は、簡単なことなら誰でもできるんです!
ちょっと知っておくだけで「PC詳しいね!」って言われるかも!?
※パソコン初心者向けの記事になります。
今回は、
✅ フォルダの中身を見る方法
✅ ファイルをコピーする方法
✅ フォルダごとコピーする方法
を、やさしく解説していきます!
「えっ、これだけでいいの?」って思うくらい簡単なので、ぜひ試してみてくださいね!
1. まずはコマンドプロンプトを開こう!
コマンドプロンプトを開く方法は、マウスだけで開く方法と、キーボードを使う方法があります。好きな方法で開いてみてください!
🔹方法①:マウスだけで開く(すべてのアプリから探す)
- スタートボタン(Windowsマーク) をクリック
- 「すべてのアプリ」 を開く
- 下へスクロールして、「Windows アクセサリ」または「Windows システムツール」 を探す
- 「コマンドプロンプト」をクリック!
💡 Windowsのバージョンによって、場所が違うこともあります!
- Windows 10:「Windows システムツール」 の中にあることが多い
- Windows 11:「すべてのアプリ」 に直接あることが多い
- ターミナルが開いてしまった場合:その中で「コマンドプロンプト」を選択すればOK!
※画像は、Windowsマーク→右クリック→システム(Windows11)
🔹方法②:キーボードを使って開く(検索から)
- タスクバーの検索窓 をクリック
- 「cmd」 と入力
- Enterキーを押す!
🔹方法③:「Windowsキー + R」で開く(ファイル名を指定して実行)
※「管理者として実行」を選択します。
2. コマンドを実行する場所を移動する
まずは「コマンドを実行したい場所に移動」します。
コマンドプロンプトに、cd フォルダの場所
を入力して、Enterキーを押してみてください!
(例)cd C:¥コマンドサンプル (Cドライブのコマンドサンプルフォルダ)
※cdの後ろには半角スペース
実行結果(イメージ)
Cドライブの「コマンドサンプル」というフォルダ内が、実行フォルダになりました。
✅ 実行フォルダを移動したい場合は cd
を使おう!
3. フォルダの中身を確認する (dir
コマンド)
まずは「このフォルダの中に何があるの?」を調べてみましょう。
コマンドプロンプトに、dir
と入力して、Enterキーを押してみてください!
dir
すると… 今いるフォルダの中にあるファイルやフォルダが一覧表示 されます!
実行結果(イメージ)
「memo.txt」や「memo_backup.txt」など、ファイルの名前が出てきましたね!
日付やサイズも表示されているので、「このファイル、いつ作ったっけ?」という時にも便利です!
✅ フォルダの中を確認したい時は、dir
を使おう!
4. ファイルをコピーする (copy
コマンド)
次に、「ファイルをコピーしておきたい!」という時の方法です。
コピーには copy
コマンドを使います。
例えば、現在のフォルダにある「memo.txt」を「COPY_memo_backup.txt」という名前でコピーしたい場合、こう入力します。
copy memo.txt COPY_memo_backup.txt
フルパスで指定して、実行することも可能です。
(例)COPY C:¥コマンドサンプル¥コピー元¥1.txt C:¥コマンドサンプル¥コピー先
指定のフォルダ「Cドライブ¥コマンドフォルダ¥コピー元フォルダ内」の「1.txt」を「コピー先」フォルダにコピーします。
すると、ファイルがコピーされます!
✅ 大事なファイルは copy
でバックアップしておこう!
5. フォルダごとコピーする (robocopy
コマンド)
ファイル1つだけじゃなく、「フォルダごとまとめてコピーしたい!」 という時もありますよね?
そんな時は、robocopy
コマンドを使います!
例えば、「Video」フォルダを「外付けハードディスク(Fドライブ)」にコピーしたい時は、こう入力します。
robocopy "C:¥Users¥user1¥Videos" "F:¥ビデオ"
📌 意味
- Video → コピーしたいフォルダ
F:¥ビデオ
→ コピー先のフォルダ(なければ自動で作られる)
フォルダのパス(正確なフォルダの位置)を確認したい場合、フォルダを右クリックしてプロパティで確認します。
✅ これで「Video」フォルダがそっくりそのまま「ビデオ
」フォルダにコピーされます!
以下のオプションを指定することで、より詳細な指示をすることができます。
オプション | 説明 |
---|---|
/E |
空のフォルダも含めてすべてコピー |
/Z |
中断しても再開できるようにコピー(再試行付き) |
/XA:H |
隠し属性ファイルを除外 |
/W:5 |
エラー時の再試行の待機時間(秒) |
/R:3 |
エラー時の再試行回数 |
/MT:8 |
マルチスレッド(8スレッド)で高速化 |
(例)
robocopy "C:¥Users¥user1¥Videos" "F:¥ビデオ" /E /Z /XA:H /W:5 /R:3 /MT:8
📌 copy
、xcopy
、robocopy
の違いは?
実は、ファイルのコピーには copy
だけでなく、xcopy
や robocopy
もあります。
「えっ、どれを使えばいいの?」と思うかもしれませんが、簡単に言うと…
copy
→ ファイルのコピー専用xcopy
→ フォルダのコピーもできる(でもちょっと古い)robocopy
→ フォルダのコピーが得意&エラーに強い(新しくて便利!)
今回は robocopy
を紹介しましたが、もっと詳しく知りたい方はWebでそれぞれのコマンドを検索してみてください。詳しい方が解説されてるサイトがいくつもありますよ!
※後日、詳しい記事が書ければと思います。
6. ちょっと出来る振りをしてみよう!
この dir
や copy
、robocopy
をサラッと使いこなせば、「PC詳しいんだね!」 と思われるかも!?
✅ 「ちょっとフォルダの中を確認するね」 → dir
を実行
✅ 「大事なファイルだからバックアップ取っておくよ!」 → copy
を実行
✅ 「このフォルダをまるごとコピーしておくね!」 → robocopy
を実行
たったこれだけで「PC詳しい人」っぽく見えるので、ぜひ試してみてくださいね!
6. まとめ
✅ コマンドプロンプトは、簡単なことなら誰でも使える!
✅ dir
でフォルダの中身を確認!
✅ copy
でファイルのコピー!
✅ robocopy
でフォルダごとコピー!
少しずつコマンドに慣れていくと、もっと便利なことができるようになりますよ!
ぜひ試してみてくださいね!
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