最近、AI動画ツールの中でも特に注目を集めている「Sora」と「Runway」。どちらも画像をもとに動画を作れるのですが、「少女風の画像」で幻想的な動画を作ろうとしたところ、思わぬ違いに直面しました。
Geminiで生成した美しい画像が、SoraでNGに
まず、Gemini(旧Bard)でリアルで幻想的な少女の画像を作成しました。背景は滝、和風の衣装、髪飾りも繊細で、まさに映像化したくなる1枚。
ところが、その画像をSoraに読み込ませたところ――「NG判定」。どんなにプロンプトを調整しても通らず、「画像自体が拒否されている」印象でした。
詳しくは前回の記事で
幻想的なAI動画を作りたくて。Soraで挑んだ実験録【会話でたどるリアルなやりとり】
Runwayなら同じ画像でも動画化できた
そこで試したのがRunwayです。生成した画像をそのまま読み込ませ、プロンプトもSoraと同様に幻想的な演出を指定。
結果:驚くほど自然に動画化成功。まったく同じ画像で、Runwayでは問題なく処理され、スムーズに動く美しい映像が生成されました。
Runwayでの実際の操作手順
- Runway公式サイトにアクセスし、Googleアカウントで簡単登録
- ダッシュボードの「Gen-2」から「Image to Video」を選択
- 画像をアップロードし、プロンプトに希望の演出を入力(例:「少女が幻想的な世界を歩き出す」)
- 生成ボタンを押すと、約1~2分でプレビュー動画が完成
- 動画が作成できました。
Runwayの料金プラン・年額
プラン | 年額料金 | クレジット/月 | Gen-4 Turbo使用 |
---|---|---|---|
無料 | 0ドル | 125クレジット | 不可 |
スタンダード | 144ドル | 625クレジット | 不可 |
プロ | 336ドル | 2250クレジット | 可(Gen-4 Turbo可) |
アンリミテッド | 912ドル | 無制限 | 可(探索モード) |
※スタンダード・プロではクレジット数に制限がありますが、アンリミテッドプランでは生成回数が無制限です。
月額制でクレジットありは、Soraを使ってると勿体ない気がします。どうせやるなら、思い切って年額でアンリミテッド!?
補足:Soraで再挑戦してみたら
実は、Runwayで作った動画の中から「後ろ姿」や「斜め上を向いたシーン」だけを切り出してSoraに読み込ませると、Soraでも通りました。
つまり、正面を向いた顔アップはNGになるが、背中や横顔はOKというケースもあるようです。今後はこの使い分けが重要かもしれません。
まとめ:最終的にはSoraを目指したいが、Runwayは強い味方
幻想的な世界観で少女が歩くようなAI動画を作りたい場合、Runwayは非常に柔軟で自由度が高いです。ただ、やはり個人的にはSoraの動きの美しさや演出の精度に惹かれる部分もあります。
画像によってSoraでは通らないケースがあるため、まずRunwayで下地を作り、その一部をSoraで昇華させるという流れも良いかもしれません。
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