簡単スタートを目指す

やってみたいこと!誰でも簡単にスタートするためのお手伝い!パソコン、スマホ、SNS、生成AI、新社会人!基本過ぎて聞きたくても聞けないことに注目します!

ドラクエIVからChatGPTまで:AIの歴史をスライム並みにやさしく解説

1990年、ファミコン用ソフト『ドラゴンクエストIV』において、「AI戦闘システム」という新しい仕組みが登場しました。中でも「ガンガンいこうぜ」というコマンドを選ぶと、仲間のキャラクターが自動で戦ってくれるという画期的な仕組みでした。当時は、クリフトというキャラが「ザラキ」を連発することで知られ、プレイヤーの意図とは裏腹な行動が話題になりましたが、それでも“仲間が自分で動く”という体験は多くの人にとって新鮮で、驚きを与えたものでした。

1990年代:AIはまだ“スライム級”

この頃のゲームAIは、非常にシンプルで、HPが50%以下なら回復魔法を使うといったルールベースのものが主流でした。ファミコン本体のメモリ容量は128KBしかなく、その制約の中で動くAIは、まさにスライムのような基本的な存在でした。

現実世界におけるAIも似たような状況で、人間が設計したルールをもとに判断を下す「エキスパートシステム」が中心でした。1997年、IBMのDeep Blueがチェスの王者カスパロフに勝利したことが話題となりましたが、これもルールに基づいた強力な計算能力を持つにすぎませんでした。

2000〜2010年代:AIの成長と広がり

2000年代に入ると、インターネットの普及に伴ってデータ量が増加し、AIは「ホイミスライム級」まで成長しました。スパムフィルター検索エンジンのランキングなど、目立たないところで活躍する技術として、徐々に生活に浸透していきました。

2010年代に入ると、ディープラーニングの登場がAIの世界に大きな転換点をもたらしました。2012年には画像認識のコンテストでAIが人間並みの精度を達成し、2016年には囲碁AI「AlphaGo」がトッププロを破ったことで、AI技術が一気に注目を集めました。

ゲーム業界でも、AIは進化を遂げました。DS版『ドラクエIV』ではAIの行動が改善され、また『ファイナルファンタジーXII』の「ガンビットシステム」のように、プレイヤーが細かくルールを設定してAIに行動を委ねるスタイルも登場しました。

2020年代:AIは“メタルキング級”に

そして現在、ChatGPTをはじめとする生成AIの登場により、AIは“メタルキング級”といっても過言ではないほどの存在感を放っています。2022年にリリースされたChatGPTは、自然な文章を生成したり、質問に答えたり、プログラムを書くなど、かつてはSFの世界だったような機能を誰でも使えるようにしました。

また、Grokのような対話型AIも登場し、ますますAIは私たちの日常に溶け込んでいます。たとえば「AIに絵を描いてもらう」「文章を要約してもらう」といった活用が、専門知識がなくても簡単にできる時代になりました。

これからのAIと冒険の行方

ドラクエIV』のAIは、当時としては画期的でしたが、今から見ると“冒険のはじまり”に過ぎません。30年の進化を経て、AIは人間のパートナーとして様々な分野で活躍するようになりました。将来、ゲームのストーリーをAIが即興で作ったり、仲間キャラがプレイヤーの行動や性格を学習して変化するような、そんな夢のような展開が実現する日も近いかもしれません。

2025年の「ドラクエの日」に、そんな未来を想像しながら、リメイク版の『ドラゴンクエストI&II』を楽しみに待っている人も多いことでしょう。

f:id:kantanstart:20250529155657j:image


ロリポップ!

A8ネットバナー1

A8ネットバナー2

 


X(旧twitter) https://x.com/Kantanstart

instagram https://www.instagram.com/kantanstart

にほんブログ村 ブログブログへ
にほんブログ村